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「じゅん文学」BBS

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97号の感想(3) - たま

2018/11/01 (Thu) 20:25:39

■「風船虫」(徳山さん)

前作は大学の政治や新制度による混乱がテーマで、大学関係者ではない人に現場の実態を伝えるのが目的だったと認識していますが、本作はいったい「誰」に対して、「何」を伝える意図で書かれた小説だったのでしょうか。
申し訳ありませんが、一同人にすぎないわたしには作者の真意がまったく読み取れず、「主人公の火遊びに巻き込まれた奥さんや子どもが気の毒」というずれた感想しか抱けませんでした。

もし、一般の読者に「悲恋/悲劇として読んでもらいたい」と思って書かれた作品だったのならば、主人公たちに同情してもらう必要があり、二人が手を取り合って苦しい現実から逃げ出さなければいけない状況を出会い前から作っておくべきです。
(定年退職した裕福な主人公がネットにのめり込み、ギラギラした目で異性パートナーを探し求める姿はかなり滑稽で、ヒロインも夫や恋人と相性が合わなかったというだけで、同情すべきところが見つかりません)

一方で終盤に前触れもなく心中の話が出て、ほとんど躊躇なく実行に移していますが、死ななければならない状況だとは到底思えません。自死は追い詰められた者に残された唯一の選択肢であって、不義の恋愛を終わらせるための「お約束」ではありません。

(余談ですが、喜劇や悲喜劇は悲劇以上に難しく、想定読者を定めた上で笑わせるポイントをきちんと押さえて書かないと、ただの与太話として読者に受け止められてしまいます)

あと細かいところで、SNSに関する内容がかなり冗長です。特にヒロインと知り合うまでの話題(前半12ページ分)は大半が不要で、この内容ではヒロイン登場前に読み飽きてしまう読者も相当いるはずです。

Re: 97号の感想(3) 徳山

2018/11/04 (Sun) 21:28:47

たまさま、ご批評ありがとうございました。

前作は「大学独立法人化」という小泉内閣の大失政に抵抗して、70歳ほどで相次いで亡くなった同志三名に対する追悼の書です。同時に、「大学法人化」の是非を問う「歴史の法廷」への陳述書であり、「証拠の品々」を残す意味で書いた作品で、一般読者に是非を問うたものではありません。

さて今回の作品ですが、テーマは二つ;①一般にあまり知られていない「中高年SNSの世界の実態」を知ってもらうこと②その中でなぜ多くの人が参加するのか、それを知る手がかりがいっぱい詰まってるブログ「中高年男女の心の寂しさと愛と性の問題」を取り上げることです。
 まあ②は渡辺淳一さんの「失楽園」で代表されるテーマで、『「誰」に対して、「何」を伝える意図で書かれた小説だったのでしょうか』という質問には、「渡辺先生にもお尋ねください。一般読者に、なぜ受けたんでしょうね?」と回答しておきます。
 この作品は私が日ごろブログを書いてるSNS(会員数は10万人前後じゃないかと思います。参加者は50歳以上がほとんどで、割とまじめで、他のSNSが内紛でつぶれている中で、生き残ってます)で起きた実例やら、私の身の回りで実際にあった熟年離婚と再婚の実例の幾つかをヒントに創作しました。おそらく「たま」さんが考えている以上に、皆さん、お若いし、真剣で、切実ですよ。「食」と「性」は生きていく上の根源の問題です。
歴史上の有名な女性たちもほとんど「性」に対しては積極的でした。最近じゃ山尾志桜里さんなんかもかなり正直な方だと思ってますし、瀬戸内寂聴さんもそうですよ。「ギラギラとした」という表現はいかがなものでしょうかね。 性を不潔とした意味なら同意できません。「キラキラ」なら同意できます(笑い)。
 さて「風船虫」の前半の、SNSの内情を明かす部分が長すぎるのではないか?という指摘、全くその通りで、最後まで悩みました。SNSの事情を知らない読者に知ってもらうために残し、ネット社会のストーカーの存在をにおわせました。
 次に心中に至るプロセスが短すぎ、不自然であるというご指摘もその通りです。もっと自然に心中に至る心理描写を丁寧にしたかったのですが、「一回の掲載」の紙数におさめるために途中や最後を端折ったという物理的な要因と、筆者の筆力不足でしょかね。
渡辺先生の作品の中に登場する男女は生活にも困らない裕福な層で、一般の読者には「夢の世界の人たちの、夢のような物語」です。なぜ心中しなければならないのか、私には難しい渡辺先生特有の「愛の世界」です。一般論でいうなら「愛の昇華」でしょう。失楽園はじめ、渡辺先生の名作の中ではご指摘のような「約束事」がキチンと書いてあるんでしょうが、紙数の制限のない、羨ましい世界ですね。私の「風船虫」の中でも限られた紙数の中でそれらしきことは触れておいたつもりですが。
この作品では読者にもなじみやすい中流階級の男女が主人公で、生活のことも考えなければならない、せっかく手にした愛を逃したくないという、「年齢からくる焦り」のようなものを表現したかったのです。不義を終わらせるタメではなく「愛を昇華させる究極の形」と書いてますがね。文中にもそれらしき言葉を「明美」に語らせていますが、それを感じ取っていただけなかったというなら、筆者の「経験不足」と筆力不足でしょう。

Re: 97号の感想(3) - 爆笑マン

2018/11/04 (Sun) 22:24:37

たま 様
あなたの書き込みを見ると、ご自分のご意見を世の中の正論だ、みたいな表現をされていますが、単なるあなたの主観です。

『あと細かいところで、SNSに関する内容がかなり冗長です。特にヒロインと知り合うまでの話題(前半12ページ分)は大半が不要で、この内容ではヒロイン登場前に読み飽きてしまう読者も相当いるはずです。』
            ↑
この部分などは、典型です。
読み飽きてしまう読者も相当いるって、誰が言ってるんですか?
あなたの勝手な妄想ですよね。
せっかく徳山さんが、正しい方向に向かわれてるかもしれないのに、あなたの妄想に基づくミスリードで、間違った道を辿ってしまわれたら、どう責任を取られるおつもりですか?
せいぜい自分はこう思うが、どうでしょうか。というような書き方に改めるべきです。

もし、私の意見に反論があるならば、あなたの考え方を反映させた作品を書き上げ、プロの作家になってください。
作品が売れれば、あなたの考え方が正しいと証明されたことになるのでは。

合評会においても、残念ではありますが、このような妄想の押し付けをされる方を、幾人かお見受けします。(大半の方は常識的なのですが…)
まあ、上から目線の評論を同人誌に掲載されている方がいるのだから仕方がありませんが……(プロ気取りのご意見はお止めになって、素人ならば、謙虚に自分の腕を磨くべきです)

ただ、徳山様の書き込みを見て安心しました。ご自分の意見をしっかり持ってみえますね。
徳山様は聡明な方ですね。


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