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「じゅん文学」BBS

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93号感想 異色作は徳山覚「仮面の園」の大作連載 根保孝栄・石塚邦男 URL

2018/02/14 (Wed) 18:16:25

・北原深雪「葉陰のまぼろし」感想補足

北原さんは、この作品、どうしても書きたい内容だったみたいで、虚心な筆筋がいいですね。スチューアデスになった優秀な姉、それに比べて平凡な私との比較、学費捻出に苦労する両親の姿、母が亡くなり、病気になった父を看病する姉妹の姿、ブドウ畑にかこまれて実家の佇まいなど、愛情あふれる精緻な描写がいいですね。

・榑木祭「過ぎ去りし青春の日々」随筆みたいな題名ですが、負けず嫌いな大学の秀才の亡くなった報せから説き起こして、青春時代の物語なのだが、就職後の「銀巴里」の閉鎖の時代、大学卒業後二十年経ったクラス会再開など、青春の日々の追憶は切ないものだ。

・堀田明日香「四十歳のジャメヴ」は、「全国」でも取り上げたが、この作家の資質は次のような繊細な表現力にあるようだ。
「そんなふうに夜にとけていくことができたら。私は思った。どうしようもなく付きまとってくる夕闇みたいな色をした気怠さとも、心を通わせられるかもしれない」

・幸雨水「家路3」は、連載3回目だが、躍動感のあるきちんとした文章をぐいぐい書き継ぐことのできる筆力は得難い資質。文体も古風にならず新鮮な現代風にまとめる力があるのは、相当に書き慣れた人なのだろう。

・徳山覚「仮面の園」連載21は「独立法人化編15」とあるように、大長編。大学経営にからむ人事、組織の絡繰りと暗躍の実体は、一般人には膨大な闇の部分だが、この内幕にもぐりこんだ力作は、大きな意味を持つものだろう。全国的に観ても異色の作家の異色作である。

Re: 93号感想 異色作は徳山覚「仮面の園」の大作連載 - 北原深雪

2018/02/14 (Wed) 21:41:50

「全国文芸同人誌」掲示板に取り上げていただき、ありがとうございました。
その上、こちらにも補足していただけて感謝いたします。
ご指摘通り、この作品はどうしても書きたかったテーマ(特にラストシーン)です。
作者の想いをくみとっていただけてありがたかったです。
今後ともよろしくお願い致します。

Re: 93号感想 異色作は徳山覚「仮面の園」の大作連載 - 徳山 覚

2018/02/14 (Wed) 23:21:34

「全国文芸同人誌」掲示板での評価、ありがとうございました。
普段、このサイトを見ないので、戸田主幹から教えていただくまで知りませんでした。

 No.95が最終章で、そこに作者としての主張がすべて盛り込まれています。そちらでもご批評をいただけることを
期待しております。
 最後に2012年の10月号から5年半余りの長きにわたり拙著を
掲載していただいた戸田主幹に改めて御礼申し上げます。

 

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